当院でできる検査
アレルギー検査(血液検査)
自分が何に対してアレルギーを持っているかについては、RASTという血液検査で調べることが可能です。アレルゲン(アレルギーの原因物質)について一つずつ選んで調べる検査と、48項目を一度に調べることのできるMAST48mixがあります。
※検査の項目は医師の診断に基づくものであり、希望した検査が必ずできるわけではありません。
また、無症状の方は自費となります。
- MAST48mixで検査できるアレルギー抗体価
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MAST48mixで検査できるアレルギー抗体価は下記になります。
- ミルク
- 小麦
- 卵白
- オボムコイド
- ゴマ
- ソバ
- 大豆
- 米
- ピーナッツ
- サバ
- マグロ
- サケ
- エビ
- カニ
- 豚肉
- 牛肉
- 鶏肉
- トマト
- モモ
- キウイ
- バナナ
- 木の実ミックス(ヘーゼルナッツ、アーモンド、クルミ)
- スギ
- ヒノキ
- ハンノキ
- シラカンバ
- ヨモギ
- イネ科ミックス(オオアワガエリ、カモガヤ、ナガハグサ、ハルガヤ、ギョウギシバ)
- ブタクサミックス(ブタクサ、オオブタクサ、ブタクサモドキ)
- ハウスダスト1
- アスペルギルス
- カンジダ
- ラテックス
- ダニミックス(コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ)
- イヌ・ネコ皮屑ミックス(イヌ皮屑、ネコ皮屑)
- カビミックス(アルテルナリア、ペニシリウム、クラドスポリウム)
費用
MAST48mix | 約4,800円 | |
---|---|---|
RAST | 1項目 | 約760円 |
1項目追加毎 | 約330円追加 |
アレルギー検査(パッチテスト)<予約制>
アレルギーの原因と思われる物質を検査用の絆創膏に塗り、背中や腕に貼ってアレルギーによるかぶれ(接触皮膚炎)の有無を調べる検査です。現在、当クリニックにおいては、日本人で陽性率が高い原因物質を25種類ほど選定したジャパニーズスタンダードアレルゲンのうち21種類のアレルゲンを検査できる佐藤製薬のパッチテストパネルや患者さんが持参された化粧品などで検査をおこなっています。歯科金属やそれ以外のパッチテストはおこなっておりませんのでご希望の患者さんは大阪医科大学附属病院などの連携施設へご紹介させていただきます。
方法
- ①背中、二の腕内側の正常な皮膚に、かぶれの原因と思われる物質を塗った検査用の絆創膏を貼ります。
- ②2日後(48時間後)に来院していただき、絆創膏をはがします。絆創膏の刺激反応が消えるまで20分待ってから判定します。
- ③3日後(72時間後)と可能であれば1週間後にも来院していただき、判定をおこないます。
注意事項
- 絆創膏が貼付されている間は、検査部位を濡らさないようにしてください。また、絆創膏がはがれてしまうような、激しい運動や、汗をかくようなことも避けてください。
- 絆創膏を除去した後は濡らしても大丈夫ですが、検査部位をこすらないでください。
- 検査した部位がわかるように油性ペンで印、番号を書きます。印が消えそうになったら自分で印を書き直してください。
- ステロイド内服中の方は、パッチテストの正確な判定ができませんので申し出てください。可能なら検査の3日前~終了までは内服を中止する必要があります。
- パッチテストを貼付している部位に強いかゆみが生じることがあります。
- 貼付する物質によっては刺激性や反応が強く、貼付した形にあわせて水疱やびらん、潰瘍が生じることが稀にあります。また、貼付部位にシミ(色素沈着)や瘢痕が残ることがあります。
検査日
判定の都合上、次の組み合わせから選んで頂きます。
最初の判定までは検査している部位(背中、二の腕)を濡らすことができないので、検査当日にシャワーや入浴をしてから受診されることをおすすめします。
検査日 | 48時間判定 | 72時間判定 | |
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パターン1 | 水曜日 | 金曜日 | 土曜日 |
パターン2 | 土曜日 | 月曜日 | 火曜日 |
費用
21箇所以内の場合(1箇所につき) | 約50円 |
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22箇所以上の場合(一連につき) | 約1,050円 |
パッチテストパネル(S)の検査料金 | 約5,810円 |
皮膚生検<予約制>
局所麻酔の注射をし、皮膚の一部を切り取り、判断が難しい皮膚病変の診断や皮膚のできものの悪性の有無などを検査します。検査結果が判明するのに2週間程度かかります。